ビットコインの価格が上昇しています。
現在(2020/1/6)の段階では、1ビットコイン=33,658ドル(約343万円)ほどになっています。
ビットコインの価格推移は以下のようになっており、特に2020年9月から著しく価格が上がっていることがわかります。
なぜこのようにビットコインの価格が上昇しているのでしょうか。
また、今後ビットコインの価格はどうなっていくのか考えてみたいと思います。
目次
ビットコインの価格予想
まず、私の予想は以下の通りです。
「ビットコインは今よりももっと値上がりして、1ビットコイン=40万ドルを超える可能性がある」
なぜそのように考えるのかについて、ビットコインとは何かについてから見ていきます。
ビットコインとは?
ビットコイン(BTC)は、インターネット上で使用できる暗号資産(仮想通貨)の一つです。
円やドルのように硬貨や紙幣がある法定通貨ではなく、電子データによる決済機能を備えた新しい決済手段で、
インターネットを経由して遠く離れた国にも容易に送金することができます。
ビットコインの特徴①:国や銀行といった中央で発行・管理する機関がない
円やドル、ユーロなどの法定通貨は、それぞれの国の中央銀行が管理しています。
しかし、ビットコインは特定の国や地域によって管理されているのではなく、「ブロックチェーン」と呼ばれる技術によって管理されています。
ブロックチェーンって何?という方はこちらの記事をみてくださいね。
ビットコインの特徴②:発行量が2,100万ビットコインと定められている
円やドルといった法定通貨は国や政府が自由の発行量を調整することができます。
しかし、ビットコインはコンピューターブログラム(ソフトウェア)ですので、予め発行上限がプログラムによって決められています。
その発行上限が2100万ビットコインと定められています。
更には発行スピードもプログラミングによって決められています。
最初は10分ごとに50BTCが発行されていましたが、4年毎にその発行量が半減されていっています。
この半減される日付を半減期と呼びます。
プログラムでは2140年に上限に到達してビットコインの発行が終了する予定になっています。
この特徴を有するために、ビットコインは「デジタルゴールド」という別名を持っています。
ビットコインはなぜ値上がりしているのか
1ビットコインの価格推移を見ると、特に2020年9月から急激に価格が上昇していることがわかります。
これは以下の理由によるものと考えられます。
上昇要因①:機関投資家がビットコインを大量に買い始めた
ナスダック上場企業のマイクロストラテジー(MicroStrategy)は2020年9月15日、
4億2500万ドル(約450億円)相当をビットコインに投資していることを発表しました。
また、その3週間後には決済大手のスクエア(Square)も53億円相当のビットコイン投資を明らかにするなど、
機関投資家がビットコインを大量に買い始めました。
このことにより価格が上昇したものと考えられます。
では、なぜ機関投資家がビットコインを大量に買い始めたのか。
それは、新型コロナウイルスによって冷え込んだ経済を回復させるために、各国政府が自分の国のお金をどんどん刷ったためです。
そのため、各国のお金の価値が減少。
その価値減少を嫌った投資家が別の投資先としてビットコインを選んだのです。
上昇要因②:米電子決済大手ペイパルが仮想通貨を使った支払いを可能にする予定を発表した
2020年10月21日に、米の電子決済大手ペイパル・ホールディングス(PayPal)が、2021年から仮想通貨を使った支払いを可能にすることを発表しました。
「PayPal Launches New Service Enabling Users to Buy, Hold and Sell Cryptocurrency」
PayPalは全世界で3億人以上の利用者を持ち、2,600万店の加盟店を持っています。
この発表により、暗号資産(仮想通貨)の利用が大きく膨らむことが期待され、ビットコインの価格が上昇したのです。
今後のビットコインの価格は上昇する
では、今後のビットコインの価格はどうなるのでしょうか。
私は、「ビットコインは今よりももっと値上がりして、1ビットコイン=40万ドルを超える可能性がある」と考えています。
そのように考える理由は以下の通りです。
理由①:現在の価格上昇が一過性の要因ではない
先ほど取り上げた2020年9月からの価格上昇要因は以下の通りでした。
1:各国通貨(法定通貨)の価格減少を嫌った機関投資家がビットコインを大量に買い始めた
2:米電子決済大手ペイパルが仮想通貨を使った支払いを可能にする予定を発表した
この2つの要因は一過性ではなく、これからも続くと見込まれます。
新型コロナウイルスの影響による経済へのダメージはまだ続きますし、各国の国家の債務残高は膨れ上がっています。
そのため、景気刺激策として各国が自国の通貨をどんどん刷っていくことは続きます。
そのため、通貨の価値減少を嫌う投資家は、別の投資先としてビットコインにさらに投資を続けるでしょう。
また、米電子決済大手ペイパルが仮想通貨を使った支払いを可能にする予定を発表したことで、他の決済大手も同じように
仮想通貨を使った支払いを可能にする流れができると予想します。
そのため、ビットコインに対する需要が増え、ますます価格は上昇すると考えられるのです。
理由②:ビットコインは発行枚数が2,100万ビットコインに制限されている
ビットコインは、そのプログラムの中で発行枚数が2,100万ビットコインに制限されています。
そのため、ビットコインが無限にどんどん増加することはなく、価値が下落することは考えられません。
理由③:ビットコインの時価総額が金の時価総額と同じになると考えられる
ビットコインがそのプログラムの中で発行枚数が2,100万ビットコインに制限されているため、金と同じような性質を持つといえます。
これが、ビットコインがデジタルゴールドと呼ばれるゆえんですね。
そうなると、ビットコインの時価総額は、金の時価総額まで上昇してもおかしくないといえます。
金の時価総額は現在9兆ドルと言われています。そのため、それをビットコインの発行枚数の上限である2,100万ビットコインで割ると、
9兆ドル ÷ 2100万ビットコイン ≒ 42万8,571ドル/ビットコイン
よって、40万ドルを超える価格になる可能性があるといえるのです。
ビットコインは「coincheck」か「bitFlyer」で買いましょう
ビットコインを買うなら、「bitFlyer」か「coincheck」が良いですよ。
特に、「bitFlyer」は100円から購入できます。
私は「bitFlyer」を利用しています。
まだビットコインの口座を開いていない方は、この機会に開設されることをおすすめします。
ビットコインを1枚持っておけば、今後価格が40万ドル(=4,000万円)になると予想されるため、
老後資産は十分だと思います。