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ビットコインはもう終わった??
2021年5月28日、このようなニュースが出ました。
日銀の黒田総裁もビットコインを疑問視「裏付け資産を持っていない」
記事の内容を要約すると・・・
・黒田総裁は27日のインタビューで、「ビットコインに代表される暗号資産(仮想通貨)は、裏付け資産を持っていないため、値動きが激しく、基本的に決済手段としてはほとんど利用されていない」 と語った。
・ステーブルコインに関しては、法的な確実性や健全なガバナンスなど多くの適切な対応が必要としながらも、「将来、便利な決済手段になり得る」との認識を示した。
・暗号資産を疑問視する声は他の中央銀行首脳からも上がっている。
日銀の黒田総裁は、なぜこのような発言をしたのでしょうか。
また、ビットコインに裏付け資産は本当にないのでしょうか。
今回はこのことについて考えてみます。
そもそも中央銀行って何しているところ?
まず確認しておきたいのは、中央銀行の役割です。
日本の中央銀行(日本銀行)を例にとると、日本銀行の役割は、
・発券銀行としての役割
・政府の銀行
・銀行の銀行
があります。
1:発券銀行としての役割
日本でお札(紙幣)を発行できるのは日本銀行だけです。
そのため、日本銀行には、発券銀行としての役割があるといえます。
(注:硬貨(500円・100円・50円・10円・5円・1円)は国が発行しています)
2:政府の銀行としての役割
日本銀行は、政府から委託され、国のお金を管理しています。
また、国債の発行や外国為替の決済処理を行っています。
3:銀行の銀行の役割
日本銀行は、市中銀行から預金の一部を預かったり、お金を貸し出したりしています。
よって、銀行にとって銀行の役割があるのです。
仮想通貨は中央銀行の敵である
このように中央銀行の役割を見ていくと、仮想通貨というものは、中央銀行にとって敵になるのです。
それはなぜか。
それは、仮想通貨が「中央銀行の影響を受けない新たな通貨」の形を示しているからなのです。
仮想通貨信奉者に言わせれば、中央銀行は信用できないものです。
中央銀行はドルなど紙幣を増発し法定通貨の価値を落としています。
それは、現在の新型コロナウィルス対策をみても明らかですよね。
また、規制当局も既存の金融制度の下に一般人を閉じ込めておこうとしています。
各国政府も中央銀行も自分たちが制御できない仮想通貨を潰そうと目を光らせている、とみているのです。
黒田総裁の今回の発言も、このような背景を踏まえ、仮想通貨には裏付け資産がないと発言したものと思われます。
要するに、仮想通貨をつぶそうとしているのです。
仮想通貨に裏付け資産がないのは本当か?
では、「仮想通貨に裏付け資産がない」のは本当なのでしょうか。
ここでは、代表的な仮想通貨であるビットコインを例に考えてみましょう。
ビットコインとは、世界で初のブロックチェーンを基盤としたデジタル通貨です。
その大きな特徴は、法定通貨で言うところの中央銀行といった管理者が存在しないことです。
ビットコインは、2008年10月、ネット上に「Satoshi Nakamoto(サトシ ナカモト)」と名乗る人物がある論文を投稿したことから始まりました。
これは、国家や銀行を介することのない分散管理型の仮想通貨について書かれたものでした。
その投稿から3ヵ月後の2009年1月、ナカモト氏の論文を基にしたオープンソースのソフトウェアが作られ公開されます。
これが、現在まで続くビットコインの最初の姿です。
ここで知っておいていただきたいのは、2009年1月から現在(2021年5月31日)まで、ビットコインブロックチェーンに対する攻撃が成功したことはなく
ビットコインの価値が0になったことがないということです。
これは、ビットコインの価値がテクノロジー(ブロックチェーン)によって担保されていることを表しています。
ビットコインに裏付け資産がないという主張は誤りです。
しっかりとした技術資産があるといえるのです。
ビットコインは長期的にはまだまだ価値が増大する
私個人的な意見ですが、ビットコインは長期的にはまだまだ価値が増大する資産だと見ています。
その理由は以下の通り。
・これまでの価格上昇が一過性の要因ではない
・ビットコインは発行枚数が2,100万ビットコインに制限されている
・ビットコインの時価総額が金の時価総額と同じになると考えられる
・超大富豪 レイ・ダリオを初めとした資産家がビットコインを購入している
詳細はこちらの記事をご覧ください。
ビットコインは「coincheck」か「bitFlyer」で買いましょう
このように、これから価格が上がる可能性があるビットコイン。
では、ビットコインはどこで買うのが良いのでしょうか?
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