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学資保険に入るべきではない3つの理由
子どもの養育費をまかなう目的で学資保険に入ることを検討する人は多いかと思います。
しかし、学資保険にはいくつかのデメリットがあり、私個人としては入るべきではないと考えています。
今回はそのことについてお話しします。
学資保険のデメリット❶:利率が低い
まずは利率が低いということ。
学資保険では、払い込んだ保険料の総額に対して、受け取れる満期保険金・学資金の割合を返戻率といい、これが運用の指標となることがあります。
返戻率(%)=(受け取れる学資金などの総額÷払い込んだ保険料の総額)×100
ひと昔前までは、返戻率120%以上のものがたくさんありましたが、現在(2021年6月現在)では、高くても105%程度です。
出典:ソニー生命HP https://www.sonylife.co.jp/gakushi/
銀行預金よりは、利率は高いですが金融商品としてのうまみは全くありません。
学資保険のデメリット❷:満期までお金を引き出せないし、中途解約すると元本割れする
学資保険は、預貯金とは違い、払い込んだ保険料を途中で引き出すことはできません。
どうしてもお金が必要な場合は、「解約」することになります。
ただ、多くの場合、学資保険を中途解約すると、戻ってくるお金(解約返戻金)はそれまでに払い込んだ保険料の累計額より少ない額です。
つまり、中途解約すると確実に元本割れしてしまうのです。
学資保険のデメリット❸:インフレに弱い
学資保険は、契約したときに将来受け取れる学資金などの額が約束されています。
実はこれは「インフレに弱い」という弱点があるのです。
インフレとは?
インフレとは、物の価値(値段)が時間とともに上がっていくことをいいます。
例えば、りんご1個50円だったのが、10年後には100円になるという状況です。
この例で考えると、今日は50円はりんこ1個分の価値があったのに、10年後にはりんご半分の価値しかないということになります。
学資保険で考えると、18年後に300万円受け取れる契約をしたとしても、18年後に受け取れる300万円は今日の300万円と同じ価値とは限らず、インフレが起こると300万円未満の価値しかなくなるということです。
学資保険に入ってしまった人はどうすればいい?
では、既に学資保険に入っている方はどうすればよいのでしょうか。
ここではいくつかの対処法についてお伝えします。
❶保険を切り替える(払済保険への変更)
これまでの保険料の払い込みを中止して、その時点での解約返戻金をもとに、保険期間はそのままで保障額の少ない保険に変更するという方法です。
【この方法に向いている人】
・今後の保険料の負担をなくしたいが、今すぐに解約返戻金は必要ない人
・当初の予定より金額が減ってしまっても教育資金が必要な時期に保険金を受け取りたい人
❷減額(一部解約)
例えば、満期に受け取る保険金額200万円を100万円に変更する場合のように、保険金額を減額して、その分だけ保険料を抑える方法です。
【この方法に向いている人】
・今までどおりの保険料をずっと払い続けることは厳しいけれど、少額でも保険料を払い続け、学資保険を継続したい人
保険の見直しは、プロに相談しましょう
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